林達劉知識産権代理事務所が米国特許法律事務所FISH & RICHARDSON P.Cと中米知的財産権セミナーを共催
林達劉知識産権代理事務所(以下、林達劉事務所という)は8月15日、創立20周年を迎えるに当たり、首都知的財産権サービス協会の協力の下、米国特許法律事務所FISH & RICHARDSON P.C.と中米知的財産権セミナーを共催しました。
中国企業の海外進出のペースがますます加速し、国際環境が日に日に複雑化するにつれて、アメリカにおいて自社の特許や営業秘密をどのように保護すればよいのか、競合他社の訴訟における主張にどのように対処すればよいのかということに、中国企業が関心を寄せています。中国における第4次特許法改正に伴い、懲罰的損害賠償制度の導入は、権利者の合法的権益を保護し、故意の特許権侵害行為を厳しく取り締まり、技術イノベーションを抜本的に強化することに対して極めて重要な意義を有しています。したがって、知的財産権侵害の懲罰的損害賠償の立証方法や戦略も企業から大いに注目を集めています。今回のセミナーは、これらのホットな話題について、中国企業が知的財産権関連の紛争及びリスクに対応する能力を向上させることを目的としています。
FISH & RICHARDSON P.C.は、世界的にトップレベルの知的財産事務所であり、特に特許訴訟の分野でよく知られており、世界各地にオフィスを構えています。今回のセミナーに、FISH & RICHARDSON P.C.は経験豊富な講師を数多く派遣してくれました。同じセミナーで講演した于博聞弁護士は北京魏啓学法律事務所に所属しています。林達劉事務所の法務部を前身とする北京魏啓学法律事務所は、知的財産権という専門的な位置付け及び林達劉事務所との緊密な連携により、知的財産権などの法務事務や紛争解決などの分野において確かな実力と豊富な経験を有し、国内外の多くのクライアントに信頼され、高く評価されています。
セミナーの前半では、FISH & RICHARDSON P.C.のパートナーのカール・ブルース氏(Carl Bruce)が、アメリカの特許侵害訴訟における証拠開示手続き(ディスカバリー)について紹介してくれました。その後、パートナーのアダム・ケッセル氏(Adam Kessel)とジェフリー・シュナイドマン氏(Jeffrey Shneidman)が、アメリカの営業秘密訴訟について、具体的な判例と組み合わせて説明してくれました。セミナーの後半では、北京魏啓学法律事務所の于博聞弁護士が引き継いで、中国における知的財産権侵害に対する懲罰的損害賠償の立証方法や戦略を詳しく紹介しました。講師たちは判例分析を通じて、難解で分かりにくい条文や司法実務上における難点を、企業の知的財産権管理者に分かりやすく説明しました。講演の内容は深く、充実していましたが、分かりやすかったため、多くの海外進出している企業の担当者が来聴し、大盛況でした。
3 時間の講演の後、参加者の皆さんはまだご質問がたくさんあったようで、休憩時間に講師を囲んで質疑応答が繰り広げられました。最終的に、当該セミナーは滞りなく終了し、参加企業から高い評価を得られました。
林達劉事務所は、今後も知的財産業界で弛まぬ努力を続け、全世界の企業の研究開発、イノベーション及び知的財産権保護に力を注いでいく所存です。それとともに、私たちはより多くの国内外の友人と集い、より多くの新しい友人と知り合えることを楽しみにしています。