1．中国商標出願件数188万件に
中国工商行政管理総局の最新統計データによると、中国における商標登録出願件数は昨年188万件を超え、前年比で14.15％増の188万1546件に達した。また、昨年までの商標の累計出願件数は1324万1337件に、累計登録件数は865万2358件に、有効登録件数は723万7894件に達したことが明らかになった。

また、2013年の商標異議申立て件数は3万4667件で、前年比で4.58％減少した。

2．受理した特許出願件数237万7000件に
中国知識産権局が発表した最新統計データによると、中国知識産権局が昨年受理した発明特許出願件数は前年比で26.3％増の82万5000件に、発明特許登録件数は前年比4.1％減の20万8000件に達したことが明らかになった。また、昨年の中国の発明特許の出願と登録には、国知識産権局規画発展司の関係者によると、①発明特許の出願件数が初めて特許（発明特許、実用新案、意匠）出願受理件数の3分の１を超えたこと、②登録件数が小幅ながら下落したこと、③企業の知的財産の出願者としての主体的な地位が安定していることという3つの特徴があった。

また、中国知識産権局が受理した発明特許、実用新案、意匠の総出願件数は前年比15.9％増の237万7000件で、3種類の特許登録件数は同様に4.6％増の131万3000件であった。
　
中国における発明特許件数は引き続き急速成長し、増加率は3種類の特許の中で1位で、全体の特許受理件数の34.7％を占め、初めて全体の3分の1を上回った。そのうち、中国国内の発明特許出願件数が70万5000件と、前年比で31.8％増え、職務発明特許出願が全体の81％を占め、前年比で33.4％増加した。中国知識産権局の関係者によると、中国の特許出願の構成の最適化と質の向上が進んでいることが明らかになった。
　
その他、発明特許登録件数が前年比で4.1％減少したことから、発明特許の質的レベルの向上はある程度達成することができたことがわかる。そのうち、中国国内の発明特許登録件数は14万4000件で、前年とほぼ同じであるのに対して、外国の発明特許登録件数は前年比で12.3％減少した。特に、中国企業の発明特許の登録件数は7万9000件で、国内の登録件数の54.9％を占めた。

3．北京市第一中等裁判所における知的財産権案件の関連データ
昨年北京市第一中等裁判所の知識産権廷にて結審された商標、特許の権利付与＆#12539;権利確定に係わる行政案件は2799件であった。法に基づき商標審判委員会より出された審決を取り消す判決をした案件は352件で、取消比率は16.7％で、前年より2％減少した。また、特許審判委員会より出された審決を取り消す判決をした案件は74件で、取消比率は10.6％で、前年より2％増加した。

4．特許権抵当額は初めて200億元を突破、254億元に到達
中国の知的財産権に関する金融サービス業務は昨年顕著な成果をあげ、特許権抵当額は初めて200億元を突破し、前年比80％増の254億元に達した。2008年に知的財産権の担保融資が試行されて以来、特許権抵当額は累計で638億元に達し、年平均増加率は112％になっている。また、特許保険においても新たな動きがあり、昨年全国で約530社の会社が計1855件の特許保険に加入し、保険額は6438万元に達した。

発布日：2014年1月14日　　　　   情報ソース：中国知識産報