中国国内の省別商標出願・登録件数トップ5：粤京浙滬蘇。

中国国家工商総局は2月7日に公式サイトで2016年中国国内の省別商標出願・登録件数統計リストを発表した。統計によると、2016年中国国内の省別商標出願・登録件数トップ5は広東省、北京市、浙江省、上海市、江蘇省の順となっている。

2016年では、改革の推進に関する中央政府の各政策に基づき、工商総局は国務院の「行政の簡素化、サービスの最適化」という方針を着実に実行するため、商標登録の簡素化改革を実施した。具体的には、出願者が便利に出願できるように、商標登録出願受付窓口を15ヶ所設けたり、企業の融資問題を解決するために、地方商標質権登録受付窓口を30ヶ所新設したり、北京以外の初めての商標審査協力センターとして広州センターを発足したりするなど、一連の改革措置を推進している。2016年度、中国は商標出願総数が369.1万件に達し、15年連続で世界一となり、商標登録の簡素化改革の初期効果を見せ始めている。

統計の詳細データによれば、2016年中国国内の省別商標出願件数は順位で、広東省は689,434件、北京市は372,387件、浙江省は327,572件、上海市は257,616件、江蘇省は209,900件である。その内、浙江省の出願件数は始めて30万件を、江蘇省の出願件数は始めて20万件を上回った。また、中国国内の省別商標出願件数トップ5の順位は2015年と同じである。

また、2015年より、2016年度の商標出願件数が10万件以上に達した山東省（184,490件）、福建省（175,392件）、河南省（129,946件）、四川省（126,300件）のうち、河南省と四川省は初めて出願件数が10万件以上を上回る２省である。

中国国内の省別商標有効登録件数トップ5は広東省（2,043,798件）、浙江省（1,315,742件）、北京市（893,743件）、江蘇省（743,670件）、上海市（697,251件）の順となっている。その内、広東省は商標有効登録件数が初めて200万件を上回った。
　
備考：出願件数、登録件数は2015年12月16日～2016年12月15日の商標統計によるデータである。ほかは2016年12月15日までの統計によるデータである。
　
日時：2017年02月08日
ニュースソース：中国工商報